人生初、“オール1”の通知表

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息子は自分のことに関しては行動することは出来ないままだったけれど

ことバスケに関しては想いが強いのだろう。

そして何よりも仲間の想いを痛いほど感じ、気持ちを受けとめ、試合へ出かけて行く。

それはGWの時もそうだった。

だからそうゆう時の息子は朝早くからちゃんと起きれる

普段は何なの?っていうぐらい起きて来ないのに・・・

気持ちの問題なんだよなあ・・・
やろうと思えばできるってことは
本人のやる気次第なんだ。

バスケの大会は見事勝ち進み、次の週末も試合となった。

まだ大会が続く、、、そのことに感謝しながら、息子がこのまま部活の試合だけでも顔を出してくれるといいな、と思った。

すると、試合のない土曜の部活の練習にも参加し、日曜の大会も当たり前のように準備し出かけたのである。

2ヶ月以上病院以外ほとんど引きこもっていたのに!

今年は特に暑い夏を迎えていたから体力的に大丈夫かな?と思って

息子に訪ねてみたが「試合出てないし平気だよ」と言っていた。

バスケをやっている息子は相変わらず生き生きしていて楽しそうだった。

彼の笑顔は素敵なのだ。

大会中も終始にこやかに誰かと過ごしていて本当に不登校か?と思ってしまうほど・・・

もう学校にも行けばいいのに、、、そう思ってしまうが、息子は学校へは行かなかった。

ホントに不思議。

少なくともそれまでまだ部活を続けられることに感謝しかなかった。

少しでも長くこの恵まれた仲間と一緒に大好きなバスケを続けたい、息子もそれを強く思っていたみたいで。

この頃から少しずつまた会話も増え始めた。

バスケという親子の共通の話題ができたことで、バスケに対する本音みたいなのをたまに話してくれた。

県大会は夏休み入ってすぐの7月末にある。

多くの部活では3年生の子が引退していく中、

まだまだバスケを続けれることになった息子は週末の練習をたまに参加したり、

学校の放課後の部活に参加したりした。

引きこもってばかりいた2か月を考えると、どんなカタチであれ外出していく息子を見ると

ああ、これが健全だなぁ、、、としみじみ思っていた。

私としては終業式行ってくれたらいいな、と淡い期待を持っていたが

そこは部活とは違うようで、普通に行かないという選択肢だった💦

でも終業式後の部活には行き、そこで担任の先生が体育館まで来てくれて、通知表を渡してくれた。

受け取った息子がどんな反応して帰ってくるか心配していた私だったが、

帰ってきた息子はあっけらかんとして「見て見てー通知表」と・・・(笑)

あまりの拍子抜けな態度に私も思わず「滅多にみることできない貴重なものだねー」と返した。

そばにいた部活のメンバーにも恥ずかしがることもなくオール1の通知表を見せてたらしい・・・

それぐらい割り切れていて良かった。

落ち込まれると私もまたどうしていいか分からなかったと思うけれど、

バスケのことがあったから息子はそれに救われていたのかもしれない。

始まった夏休みも引きこもらず、部活の練習に行ってくれたら万々歳だな、と思った。

けれどそんな甘い期待はすぐに打ち砕かれ

夏休みの練習にぜんぜん行かない息子・・・> <

Why!!!なんで???

県大会が決まった時、みんなが息子ともうしばらく部活をできることを喜んでくれて、

ちょいちょい放課後の練習に参加していた息子の行動をみて

夏休みなら練習だけだし来てくれるだろうと思っていた。

多分本当にみんな、そう思っていた。

せっかくの県大会に向けての練習
あと少しなのに
仲間と一緒に頑張れないわけ!?

さすがに私もかなり怒り心頭だった。

はぁ疲れる。

ああ、振り回される。

ああ、期待してバカだった。

何も変わらない夏休みの始まり。

人生山あり谷あり。

気持ちを持っていかれた私はまた落ち込む。

思い通りにいかない息子を嘆いて、旦那に愚痴る。

仲間との部活もあと少しなのに・・・楽しく練習して欲しい・・・せっかく県大会まで行けたのに。

息子の行動がこうだったらいいな、私はそればかり夢みて期待していつも落ち込む。

こんなことを懲りることなく繰り返してしまう自分が情けない。

私はその間違えをなん度もして、自分が勝手に傷ついている・・・・

我が子は我が子だけれど、あくまでも1人の人間であること

私の“こうして欲しい”ではなく、息子が“どうしたいか”が大事なことを

すぐに忘れてしまう・・・

我が子に期待をしない、それは本当にとても難しい

学校へ行くことを期待しなくなったものの

せっかく県大会までできるようになった部活🏀ぐらい行けよ。。。そう思ってしまう。

でも、

きっと、

一番行きたいと思ってて、行けない自分に苦しんでいるのは息子なんだ。

息子のことを信じられていないのは私なんだ。

ごめんね。。。