中3になったばかりの4月中旬、息子は突然学校へ行けなくなった・・・
何よりも笑った顔が素敵な彼が笑わなくなり、頭の回転が早く成績も良かった彼が勉強を捨て
スポーツが大好きで小学生時代はサッカー、中学はバスケに打ち込んできた彼が運動を一切しなくなった。
それは、すぐに受け入れるには耐え難く、あまりにも私にとって残酷な日々の始まりだった。
県大会が7月末に終わり、部活もなくなった夏休み。
“学校が休み”ということで息子の気持ちが楽になり
今より元気になって、行動も増えて、
日常生活をもう少し普通の生活に戻してくれたらいいな、と願っていた。
が、しかし、、、そんな願いも空しく・・・
以前よりも起きてくる時間が遅くなりはじめ(部屋で起きているのかもしれないけど)
リビングに降りてくるのは13時〜14時ぐらいという時間に。
もちろんそれまで何も食べていない・・・。
うーん・・・。想像していたのと違って、全然ダメだな、、、
そして8月初旬に予約をしていた通信制高校の見学の前日。
「〇〇時に起きないとなー」と言って寝たはずなのに
起きて来ない ( ̄^ ̄)
そして何度お越しにいっても一向に起きない・・・
えぇーーーーーーーーーー!!!! なんで? どうした???
びっくりなんですけど。。。
めっちゃ行く気満々な風に、見えましたけど???
そもそも予約をしたのは無理やりでもなんでもなく、ちゃんと息子の了解を得て予約をした。
いつの何時に予約するか息子と話しあったし、息子は明るく元気で、いかにも行く気のような返事をしたことを覚えている。
それなのに!!当日の息子の様子は人が変わったかのよう。。。
選択肢の1つとして、見ておいて損はないし
主人がたくさん見学した中で選りすぐった2校だったので、親としても本人に見ておいて欲しかった。
見学を夏休みにしておく、ということは息子本人にとっても私や主人にとっても
とても大事なことだった。
高校見学することで、ある程度の未来が描け、
息子が気持ち新たに2学期から登校するチャンスとして活かして欲しかったのだ。
未来に暗雲が立ち込めている息子にとって、何よりも安心材料になるのではないか、そう考えたのに。
多くの中学3年生は夏休みの間にたくさんの見学に行く。
学校がない夏休みだからこそ、今なら割り切って息子に行動して欲しかった。
でも息子はその行動が出来ない・・・やろうとしない
自分のことなのに・・・明らかな拒否
こんな簡単で当たり前のことが出来ない・・・
息子は一体どう思っていたのか? 本当は行きたくなかったのか?
そこまで考えられていないのか? ただやる気がしないのか?
とにかく朝起きて来ない、お越しにいっても無視、という息子の行動に
私は腹わたが煮えくりかえった。
同じことをいつまで繰り返すんだ。
せめて、起きて一言「行けない、行きたくない、せっかく予約してくれたのにごめんね」とか言えないのか????!!!!
親だって人間なんだ!
ほんっと疲れる。
無視ってなんなん????
我が子ながら育て方の何がいけなかったのか分からんくなった。
ほんの少しの期待も裏切られ繰り返される失望・・・( ´△`)
部活になんとか参加し続けたこの1ヶ月で息子が少しでも変わってくれていることを願ったが、全然のようである。。。
どうした?せっかくのチャンスを、なんでまた自分から殻に閉じこもる?
何か思うことがあれば言ってくれればいいのに。。。
そんなに言えないのか・・・思春期って。
あーーーめんどくさい。
不登校と思春期ってこじらせすぎ!
結局少し冷静になった後、私と主人の見解としては、
息子はまだやっぱり色々な意味で元気ではないんだろうね、ということになった。
部活にちょこちょこ行って行動や会話も増えた。
それであたかももう普通に戻れるような錯覚をおこしてしまったけれど、
それは息子にとってかなり無理をしていたこと。
部活が終わって、今はその反動みたいなものが出てしまって疲れきっているのかもしれない、と。
あくまでも通常の精神状態ではない、そんな簡単に不登校が解決できるものではない、
そう思う以外方法がなかった。
息子の行動がみんなのために出来ても、自分ごととなると、まだ動けないこと。
そこまで心が回復していない、ということを改めて悟った気がした。
親の私たちがいくら行動をしようとしても、
結局は本人次第。
本人が“動き出そう”と思わないことには、どうにもならない、こと。
こればっかりは信じて
息子が動き出してくれるのを待つしかないのだな
と私は心に留めた。
生活は乱れていたが、以前よりは穏やかな空気をまとうようになった気がしたし、会話もバスケをきっかけに増えてはいた。
息子に遠慮ばかりして言いたいことを飲み込むばかりも嫌だったので、
通信制高校ブッチの件はちゃんとこちらの思いを伝えた。
あなたの親としてこれは容認できない、と思うことを伝えていくことはしっかりしていきたい。
だた、私たち親も変わらないければいけない。
息子が私たちに “言えない” という関係性を作ってしまった責任もある。
息子との関係性をもっと私たち親も改善していかなければいけない。
それはそう簡単にはいかないだろう。
きっと何年も積み重ねられたものだから。
でも少しでも早く息子に立ち上がってもらって前を見て進んでいってもらうためには
親も変わること。そう強く思う。
それが一番の近道のような気がする。
まだまだ私の思考錯誤の日々は終わらない・・・